平成26年度末に完成予定の豊洲新市場の計画と
あわせて設置予定の千客万来施設の概要が発表されました。
私の事前予想よりいい発表でした。

豊洲新市場全体イメージパース

画像出典：中央卸売市場[豊洲新市場建設工事施設計画の概要]より

5街区は3階・6街区は5階・7街区は6階建の建物となり、周りのタワーマンションの景観を大きく損なうような計画にならずに落ち着いたのは、歓迎するべきだと考えます。公開されたイメージパースは屋上緑化されています。

ブリリア有明スカイタワー高層階から見た、豊洲新市場の敷地↓（クリックすると大きくなります）

湾岸民にとって注目すべきは、市場内に建設予定の「千客万来施設」でしょう。
私は、「きれいな」築地場外市場をイメージしていました。

東京都中央卸売市場のWebページで基本方針案が発表されています。
施設のイメージはこんな感じのようです↓

飲食店や物販スペースだけでなく、イベントスペースも用意されるようです。

例としてあげられているのは

• 観光客を主な対象とした飲食店
• 独特のＢ級グルメを提供する飲食店
• 市場関係者も認める味・量・値段の飲食店
• 市場ならではの質・品揃えの生鮮食料品等の専門店
• 「豊洲みやげ」をはじめ「日本みやげ」が揃う土産店
• 専門家仕様の料理器具等も扱う道具店
• あらゆる食関連の雑誌・書籍を扱う書店
• 喧騒から離れた落ち着きある高級飲食店

など。
これ全部揃うとなると、結構すごいですよ。
豊洲・有明・晴海からなら歩いていける距離にこれらの店ができる・・・今から非常に楽しみです！

のらえもん的注目はこちら。

千客万来施設事業基本方針案の中の交通アクセス項目です。

４）来場者や周辺地域に配慮した交通アクセス
来場者の交通利便の充実と、周辺地域への交通環境等に配慮した施設・機能
なお、駐車台数は、東京都が策定した豊洲新市場建設事業に関する環境影響評価書（平成23年7月）に記載の事項に準拠すること。
【例示】○駐車場(来場者用、観光バス用) ○ターミナル駅・観光拠点とのシャトルバス ○スマートバイク（自転車共用利用システム）など

現状、ゆりかもめくらいしかない陸の孤島ですが、「ターミナル駅や観光拠点とのシャトルバス路線」を作るように、千客万来施設事業者に整備・運営を求めていくようです。

通勤手段には厳しいでしょうが、有明のマンションと新豊洲のワンダフルプロジェクトは徒歩圏内ですので、休日の足に使えるかもしれません。
200円くらいで都内各地に出かけられるようになるとうれしいなー。ぜひお願いします！
（事業目的とは違いますが、地元民の要望ということでひとつ！）

民間運営のシャトルバスの他に、市場開設にあわせて都バス路線の開設はあると思います。
有力な候補としては、東京丸の内南口～銀座～有明～東京テレポート（都05）系統を増強でしょうか。今は土日のみ1時間1本運行ですが、新市場に行くバス路線を東京都が運営しないとは考えられません。平日も5分間隔で運行してくれたら、この辺の通勤経路が変わるインパクトがありますね。

この辺は期待せずに待ってましょう。

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