親はなんだかんだ言って、自分の家の近くに住んでもらいたいと思っています。たぶん。田舎の両親は、将来的には息子が帰ってくるかもしれないと一縷の望みを抱いて、寂しいながらも田舎の家に2人で暮らしているのです。そんな時、都会に出た息子から電話が。え?東京で家を買うって(やっぱり帰ってこないんだ…)?しかも湾岸??タワーマンション?地震が心配じゃないのか!心配だ!そんなエントリです。
やらかしました ホントは連れていたくなかったのですが、親からの資金援助を期待して某湾岸タワマンのモデルルームに連れていったら、まさかのアンチ湾岸&タワマンで、反対反対の大合唱。 税制メリットを謳っても資産価値を謳っても全然響いてくれません。 湾岸エリアを好きになって貰えるオススメの殺し文句あれば教えてください。。。
うーん、そりゃそうでしょ。
冒頭で述べたように、親は本音じゃ近くに住んでほしいんですよ。もし”スープの冷めない距離の家を買う”って言ったら、質問者さんの親御さん、たぶん喜んで資金援助してくれたんじゃないですか。家を買うって、親世代だと「もうそこから引っ越さない、ここに決めた」って感じですものね。
たぶん、このモードに入った親はいくら「経済的合理性」だの「資産価値のメリット」だの「税制優遇」だの言ってももう聞かないのでしょう。そっち方面の言葉を望んでないのです。でも、様々な理由で質問者様も湾岸のタワーマンションの購入をしようと決断されているのでしょう?
郊外・地方の親御さんならこう言うべきでしょう。
- 東京に来て驚いた。郊外だと地元の公立小に行くのが当然だけど、東京はそうじゃない。私学を選ぶ子が相当多い。だから公立小学校区は、相当選ばないといけない。
- 幸い、これから買おうとしている地区の公立小学校区は評判がいい。
- いまの賃貸は狭いし、これから買おうとしてるマンションも客間はないけど、ゲストルームがついてる。いつでも来ていいよ。クリスマスパーティーを一緒にやろう。
- 盆と正月は実家に帰るよ。おじいちゃんおばあちゃんに都会の孫を見せに行かないとね。
東京23区の親御さんなら、上記に加えて
- 湾岸は道路が広くて安全だ。
- 海沿いだから内陸より夏が涼しい、2度~3度は違う。
- 最終的には家に戻るつもりだけど、だからこそ資産価値の高いところに買いたい
など、結局家族の絆を強調する話し方をした方がいいのでしょうね。自分の中の論理で説得しようとするのではなく、親がなんで反対と言ってるのか、その背景を探ったほうが目的に近づく気がします。
それでも反対反対と言われたら・・・?
あなたは、親に反対されても物事を進めるタイプですか?それとも取りやめるタイプですか?どこかで相克しなければならない対象ではないでしょうか。ただ、湾岸を買ったことで親子の縁が切れるなら買わないほうが良いでしょうね。
結構、家を買うことをきっかけに親や夫婦間の関係が壊れることってあるんですよ。
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