長らく江東区と中央区湾岸地区のマンションをこのブログでは紹介してきましたが、そろそろ他の地域のマンションも少しづつとりあげていくことにしました。そうなると、このマンションは絶対に外せないでしょう!お台場からは対岸となる、港区港南4丁目にある「ワールドシティタワーズ」です。
本エントリの写真はクリックすると大きくなります。
3つのタワーあわせて2090戸という規模は、超ド級の戸数が連なる湾岸タワー群の中でも頭二つくらい抜けている規模でして、ここを超えるところは勝どき「THE TOKYO TOWERS」しかありません。
コンセプトは「Best Value for Each Family(この街に暮らす、2090家族それぞれに 最良の価値を提供する)」。です。なんだか、ビジネスプレゼンっぽい感じですが、当時はいまほど過剰に飾った言葉でマンションを表現していませんでした。
画像出典:ワールドシティタワーズ公式Webページより。現在は現存せず
住友不動産1社のみでこのような大プロジェクトは、後にも先にもなく、とても気合が入ったものでした。まず広大なスペースを活かすために、地下駐車場をつくり、その上に人工地盤と3本のタワーを建てました。ですので、駐車場棟というのは本マンションには存在せず、3本のタワーの真ん中には大きな空間が広がっています。
中庭側から見たキャプタルタワー入り口
当然、これはコストがかかることですが、、、当時ならできたんでしょうねぇ。今、こうした駐車場をすべて地下に収める超大規模マンションというのはほとんど無く、今後できる予定ですと、わずかに国運をかけて作る晴海選手村計画くらいしか私は知りません。作るコストはかかるでしょうけど、タワーパーキングよりも維持修繕費は安そうです。
物件概要
- 物件名:ワールドシティタワーズ(WORLD CITY TOWERS)
- 総戸数: 43階建て3棟2,090戸
- 制震構造・ダイレクトウィンドウ形式のタワーマンション
- 東京モノレール羽田線「天王洲アイル」駅徒歩4分
- りんかい線「天王洲アイル」徒歩8分
- JR山手線「品川」駅徒歩13分
- 品川駅との間に居住者専用のシャトルバスが運行、5:40~23:40まで
立地・周辺環境
ワールドシティタワーズは、品川駅から見ると、港南口をまっすぐ渡ってひとつ橋をわたり、首都高1号線にぶつかっって右折してしばらく歩いた場所にあります。棟内にはフルサイズのマルエツが入っているほか、クリニックや調剤薬局、認可保育園、カフェなどが入居しており、生活はある程度棟内でまかなうことができます。
また先ほど述べたように、品川駅へは住民専用シャトルバスが頻繁に運行されていて、歩く必要もあまりありません。駅から若干離れてはいますが、目の前が運河となっているため東向き住戸は低層階から眼前が開けたポジションとなります。東京湾をのぞむ、特等席ですね。
運河沿いは整備されていて、歩くことも可能です。また、マンション目の前を首都高と東京モノレールが走る姿は「東京」を強く意識するでしょう。
眺望
私の手元にあった写真ですいません・・・、こちらはアクア棟低中層からの写真です。
ラウンジ(アクアタワー26F)からの景色は、手前の倉庫が足元となり、このような眺望となりますね。
専有部からの眺望は個別性が高いので一概にこうとはいえないのですが、東側はレインボーブリッジからお台場まで広がる恵まれたマンションとなっています。ちなみに、品川駅から一番近い場所にあるキャピタルタワー棟の北側ですと、東京タワーが部屋から眺めることができます。
次回は、建物や内装などについて紹介しましょう。
品川駅からは、道路の区画整理で距離が短くなり、公式に竣工時の14分から13分に変わっています。