読者の方より、10/19に行われた晴海地区まちづくり協議会の資料をいただきましたので、本ブログで共有します。晴海はドゥトゥールと南側の前田建設賃貸等の外観がほぼ完成して、選手村以外の立地がだんだん綺麗に整備されてきました。数年前は晴海トリトン周辺しか人通りはありませんでしたが、こうして整備が進み人の賑わいが出てくると、自然と魅力も出てきます。
本エントリの写真はクリックすると原寸大で見られます。
さて、選手村の着工が始まっていないため、島の西側は完全にペンディング状態になっている晴海ですが、すでに「オリンピック後」の話が進んでいます。それが「晴海地区将来ビジョン推進会議」でして、こちらの晴海地区まちづくり協議会にも情報共有がされています。
晴海を東西に貫く通りを中心軸にして、ここにハードとソフトを整備していきましょうという話です。晴海は歩いてみると分かりますがかなり大きい島で、島の中に電車は通ってないものの築地銀座、豊洲にも近いので整備さればポテンシャルはあります。これから日本が縮小均衡になっていく中、東京の中心地に近いというのはメリットです。
交通の中心軸には、コミュニティサイクルと「小型モビリティ」が書かれていました。これ、最近各地方で導入が検討されている一人・二人乗りの電気自動車のことだと理解しています。街全体をコンパクトにして車に頼らなくとも困らない生活を目指しています。
島の南北両端に親水緑地を設置、ここでジョギングや催し物ができるように整備していくとのこと。人口が増えて、そこにコアとなる人物が現れると、自然と憩いや交流が出てきます。そのためにはまず集まる場所を、ということで、水辺公園はとても良いと思います。
BRTとカーシェア、水素ステーションを組み合わせた「自家用車に頼らない生活の実現」と書かれています。晴海には駅がないのですが、細かい移動ニーズを吸い上げる整備をしていくということでしょう。もしかして、選手村跡地は駐車場がかなり少ないのかもしれません。
正直、中央区って本当に街づくり計画がうまいですよね。現実を見据えつつ夢もちょっと交える、みたいな。
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