昨日の「国家戦略特区事業に江東区有明が入る?」の続報です。内閣府のホームページに配布資料が公開されています。マスコミのフィルターを通さず一次資料にあたれるとても便利な時代ですね。
首都圏広域になってますので、臨海副都心に関係のある部分に絞ってご紹介しましょう。
国家戦略特区とは何か:
「国際競争力を強化する」「国際的な経済活動の拠点形成」を目的として、規制改革等の施策を集中的に行う場所のことです。こちらの区域に選ばれると税制の支援や金融支援、区域内に限った規制緩和が認められます。
臨海副都心の有明地区については、事業主体を住友不動産として「東京ビックサイト、医療機関に近接し、保育施設や訪日外国人対応のサービスアパートメント、アフターコンベンション施設を整備」となっています。
有明地区については、訪日外国人の滞在にとって便利な場所の整備ということでしょうか。
東京ビッグサイトの展示会・見本市の後の懇親会に便利な施設となりそうです。ビックサイトと平行して「医療機関の近傍」と書かれていることから、近くのがん研有明に最先端の治療を行うため医者や患者のための滞在施設ともなるのでしょう。
また、資料を良く読むと「交通機能の強化」も掲げられており、同じくMICE地区である虎ノ門だけでなく、八重洲の地下バスターミナル、大手町へのBRT延伸も期待できそうな書き方です。
ちなみに、がん研有明病院も「世界最先端の癌医療技術であるダヴィンチ手術のために新たに病床10床を整備する」と書かれていました。
「次回以降の区域会議で結論を得る」と書かれていますので、また動きがあれば取り上げます。
癌医療
ガーデンシティがどんな形であれ前進してくれるならそれに越したことはありません。正直な所すみふは、三井や三菱や森ビルがやってるような商業施設メインの開発を得意としないので、ホテル(レジデンス)+オフィスビル+タワマンの組み合わせを核として、最低限の商業施設を入れるやり方に舵を切る可能性は高いと思います。
そうなると、ホテルは「ヴィラフォンテーヌ有明」、マンションは「ガーデンシティタワーズ」で名前は決まりでしょう(笑)
なんらかの形で街が発展していくのは結構なことだと思います。
その発展自体が世界に向けられたものであれば尚更、住民としてこの街を育む一助になるよう襟を正して住んでいたいと思います。
他所ではなかなかないチャンスに舞い上がるのではなく、謙虚に受け止めて大切に育てる役割が住民に与えられているように感じます。
この千載一遇のチャンスを、住民一人一人が最大限活用/享受出来るよう日々の暮らしを尊重し、一日一日を大切にしたいものと思います。
「東京といえば有明!」と世界の人々に認知されるような素晴らしい街に発展していくことを切に願いつつ、その実現に一役買えたら良いなあと思っております。
>>タイポさん
誤字修正しました。ご指摘ありがとうございます。
>>たんたんさん
最低限の商業施設ってのは勘弁してほしいところです。
仮にその未来図が正しいなら最低ですね・・・
>>有明住民さん
他所ではなかなかないチャンス、たしかにそうです。
広い空き地がいっぱいあるのは東京でここだけですから
夢が膨らみますね