ザ・パークハウス晴海タワーズ ティアロレジデンス モデルルーム訪問 その1 その2の続きです。
管理費は平米あたり314円、修繕積立金は120円となっています。70㎡換算で管理費21980円・修繕積立金8400円でした。ライバル物件と比べると少し高く、だいたい月額5000円くらい違います。駐車場料金を管理費に充当しているしていないでだいぶこのラインは変わってくるので、なんとも言えませんが、水物施設が無い314円は湾岸タワーマンションですと高い方になります。
ティアロレジデンスの総評に入る前に、お値段の話をもう少し。
既に入居が開始されているクロノレジデンスが新築未入居の状態で売りにいくつか出ています。皆さん強気です。成約事例はまだありません。
ザ パークハウス晴海タワーズ クロノレジデンス(26GW在庫)
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成約事例となると、参考になるかわからないのですが、目の前の晴海アイランドトリトンスクエアビュータワーの成約情報が参考になるかと思います。ちなみに築16年です。
特にコメントはしませんが、オリンピック後に相場が上がった・目の前の眺望が開けている部屋はかなり高い価値がついていることがわかります。
総評
巨匠リチャードマイヤーデザインの白い巨塔ツインタワーは、いろいろある湾岸マンションの中でもっとも私が好きなデザインです。ガラス面に色をあまり付けていないので、規模の割に圧迫感は無く、軽やかな印象を受けます。
(透明なガラス面はバルコニー洗濯物が目立つリスクもあるんですが・・・)
湾岸タワーマンションの魅力を突き詰めて考えれば、開放感と眺望、そして都心や城西に比べて割安なことではないでしょうか。
その意味で、クロノレジデンスの兄弟マンションであるこのマンションは、王道を行くマンションです。そして勝どきザタワーと比べれば、だいぶ性格が違うマンションです。あちらは駅に近く、利便性に優れたマンション。こちらは開放感に魅力を振ったマンションです。久しぶりのモデルルーム訪問でしたが、私も魅力を再確認した次第です。
よくメール相談で、「勝どきザタワーとティアロレジデンス、どちらが良いと思われますか?」と聞かれるんですが、そりゃ求めているものが利便性なのか開放感なのかで違うでしょう、どちらですか?とだいたいお返事します。
公開空地と一続きになった運河沿いの遊歩道を歩いてみてください。ここの魅力がよくわかります。マンションと水辺の一体化した広がり、匹敵するのはパークシティ豊洲西面くらいでしょう。都心にほど近い場所ながら、南面運河なので明るく開放感に溢れています。反面、交通利便性で言えば勝どき・月島両駅から橋をわたった向こう側にあり、徒歩13分表示は売却時に不利に作用します。
ドゥ・トゥールとは客層があまり被りません。あちらの魅力は、どーん大きなロビーとかスパの魅力であり、男性性を感じるモノリスのようなソリッドなデザインであり、ある意味近所の物件ながら対局に位置します。
最後に。
目の前が運河、津波が心配ですという方は、東京都が震災後に予測した津波予測図を見られると良いかと思います。晴海あたりの最大津波の高さは2.5m強。ここの地盤面高さはかなり余裕があります。津波を心配するよりも、もっと別の事を心配した方が良いかと思います。
マイヤー氏デザインのバルコニーは作りが多少複雑なため大変掃除のしにくい部分もあり、白くて透明なため汚れは非常に目立ちます。デザインは素敵なのですが汚れが目立つ、掃除がしにくい、以上はデメリットです。