ザ・豊洲タワー編その1の続きです。
今回は、共用施設と相場観についてです。
共用施設
ザ・豊洲タワーは、1F・2Fに「ヴィレッジハウス」と呼ばれる施設群と高層階にゲストルームやスカイラウンジ等を備えた豪華な共用施設を持っています。手数・規模数から言えばパークシティ豊洲に次ぐ規模です。維持にお金がかかるプールやスパなどの水物施設はありません。
・ゲストルーム(27F)・3室
共用部のCG出典:湾岸中古マンション価格ナビより
2F”ヴィレッジハウス”
・ライブラリー
・ガーデンダイニング
・フィットネスジム(かなり広い)
・キッズスクエア(託児所スペース?棟内の子しか入れないと聞きました)
・棟内セブンイレブン
825戸もある超大規模マンションだけあって、充実した施設となっています。
相場観
さて、ザ・豊洲タワーの相場観です。
平成20年1月から今月初めまでの成約事例は57例ありました。この事例を基に「成約年月日別」「階数別」「方角別」の3つのグラフにしました。
すべてのグラフはクリックすると大きくなります。
THE TOYOSU TOWER(ザ・豊洲タワー) 成約年月日別グラフ
THE TOYOSU TOWER(ザ・豊洲タワー)階数別グラフ
THE TOYOSU TOWER(ザ・豊洲タワー)方角別グラフ
3つのグラフを見てみるといくつかのことがわかります。
- 震災をきっかけに一時期取引が急減した。その後、成約坪単価は15%程度が下がったが2013年後半からは坪280万円以上の取引が散見される。
- 取引時期の影響が一番大きいが、階数偏差も大きい。低層〜高層の坪単価差は40万円程度と見ていい。
- ただし、高層階でも坪250万円以下の成約も有り、個別要員にかなり左右される
- 北面が一番安い。南と比べて坪20万円以上の差がある。
- 南はレインボーブリッジが見える事もありかなり強気の成約が目立つ
- 西面は目の前のマンションを超えるかあたりで大きく成約単価が違う
- 総じて、同じ棟内でも眺望・日当りによってかなり成約坪単価に差が出てくる
震災〜2012年までは成約坪単価が280万円を超える取引は見られなくなりましたが、2013年、特に後半になりますと300万円を超える取引も出てきています(どちらも高層階・中住戸)。震災前まで回復したとはまだ言い切れませんが、オリンピックが決まって以降の相場は基礎点は270万円くらいを見てよく、下層お見合いだとそれよりマイナス、眺望が開ける方角と階数になれば坪300万円強と考えればよろしいかと考えます。
次回は賃貸の成約事例と物件の感想を書いてみます。
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