前回のエントリの続きです。
今回は価格表の紹介と物件の総評をお伝えします。
共用施設
タワーマンションとしては控えめです。3階部分が住民専用のオープンコリドーとなっていて、こちらに”オーナーズキッチン“があります。スカイラウンジや屋上デッキ等はありませんので、低層階の入居ですとタワーの眺望を楽しむことはできません。
なお、地下1Fにもキッチン付きの貸し切りできるスペース“オーナーズサロン“があり、そこにはグランドピアノが置かれる予定です。
予定価格表
2020年8月時点での予定価格表を共有します。
プレミストタワー白金高輪 高層階(21階~) 予定価格表
クリックすると大きくなります
プレミストタワー白金高輪 中層階(13階~20階) 予定価格表
クリックすると大きくなります
プレミストタワー白金高輪 低層階(~11階) 予定価格表
クリックすると大きくなります
なお、8Fと9Fは地権者住戸のみのため、設定がありません。
DINKS夫婦が2LDKを買いたかったら、低層階北向きでも9000万円以上から、となりますね。
予定価格表表示のある住戸の平均坪単価は647.5万円、上層階の価格を加味すると、全戸平均坪単価は650万円強です。さすが港区。21階以上のすべての住戸が販売対象となりますが、1階あがる度に50万円あがる設定となっています。ただ、坪単価がかなり高いので、あまり差は感じません。このクラスのお値段を検討できる方なら、予算の許す限り上層階の方が良い気がします。
南側の桜田通りを挟んだ向こう側には、ザ・パークハウス 高輪タワーが建つことになりますが、こちらは26階建てですので27階以上は視線が抜けることになります。南側の値段を見ると、頭抜ける階からわかりやすく坪単価がのってきますね。なお、東京タワービューは北東向きです。
なお、ライバル物件である「白金ザ・スカイ」「ザ・パークハウス 高輪タワー」と比較すると、
白金ザ・スカイ:正直規模がかなり違うので、大規模で目立つのをよしとするなら白金スカイ、静かなタワーレジデンスを求めるならプレミストタワーかと考えます。プレミアムフロアは坪1000万円超え、上層階も坪700万円をこえているので、全戸平均坪単価は白金ザ・スカイの方が25~30万円ほど上です。
ザ・パークハウス 高輪タワー:地権者がいないというのが最大のメリット。パークハウスの方が若干坪単価が上(10万弱)です。ただし、低層の2LDKをお考えであればこちらの方が選択肢多いです。
こちらのタワーマンションがライバルより弱気な値付けなのは、やはり購入制限住戸や賃貸不可住戸があるからでしょう。1LDKも「単身者」に限定されていますが、安くないお値段ですし2人で住みたい場合はどうすれば…
総評
白金ザ・スカイのエントリでも述べたように、これから港区は再開発が目白押しです。すぐ近くでも、「白金一丁目西部中地区」「三田三・四丁目地区」「高輪ゲートウェイ駅周辺開発」「三田小山町西地区」など、ここよりも規模が相当大きなマンモス再開発が2023~2025年竣工を目指して計画が進行中です。そしてたぶんこれらの再開発物件の坪単価は本物件よりも上でしょう。
白金高輪駅周辺、はハイソさと庶民的なお店のミックスがされていて歩いてとても気持ちの良い場所です。あと、すぐ近くにSAPIX白金高輪もあります(笑)ザ・港区的な生活も可能ですし、なにより街を歩いていて民度の高さは湾岸の妖精でもわかります。
資産性だけでいえば、規模も大きな白金ザ・スカイの方が良いと私は思います。もしくは駅向こう側の商業一体開発の 白金タワーの中古をリフォームすることも考えられます。同じ徒歩1分の築15年・白金タワーは現在坪500万円弱で動いています。新築プレミアムに築年数補正(-1.5%*年)を考えると、そこまで本物件の割高さを感じません、これは建替事業に東京都の都市住再生促進事業補助金を使ったため、大部分の住戸で購入用途の制限があるためです。ですので、半投半住ではなく完全に永住向けタワーです。その代わりちょっとだけライバルより弱気のプライス。人の出入りが激しい超大規模タワーとは違う、静かに暮らしたいタワーレジデンスをお探しでしたら予算が合えば、良い選択肢だと思います。
> なにより街を歩いていて民度の高さは湾岸の要請でもわかります。
湾岸の妖精かと!
田町と浜松町の中間あたりに住んでいて、あのあたりをよく歩きますが、サピックスから
ホームセンターのデイツーにかけては、夕方自転車の通行がとても多くマナー―の悪い
ライダーも多いので注意が必要です。