エレベーターの中で:
田端「のらえもんさん、ところで今日の対談の目的って何ですか?何かを宣伝するとか本当にないの?」
のら「いや~特にないっす!単純に、二人で台本無しでだべった内容を僕のブログに載せたい、ただそれだけ。それが面白いかなと思って!」
田端「何それwww逆に新鮮。了解!」
のらえもんブログ8周年記念トーーク!田端信太郎とのらえもんが語る「湾岸の今、そして未来」
ということで、おかげさまでマンション購入を真剣に考えるブログもプロトタイプ時代を含めれば8周年!ネタ切れに苦しみながらもよくここまで続きました!
Twitter上でよくじゃれあっているZOZO執行役員田端信太郎氏をお招きし、8周年記念トーーク!をほぼ台本無しで行うことにしました。湾岸(主に豊洲)の今から未来まで。のらえもんと60分間ノンストップで語った内容をほぼそのままお伝えします。
田端氏の湾岸遍歴
のら「今日はありがとうございます。よろしくお願いいたします」
田端「こちらこそよろしくお願いします。しかし、8周年ですか!ということは、3.11のあの年からですか?一番いわゆるどうよ?って思われていたあの時期からはじめられたことになりますか」
のら「そう、私のブログは世の中への怒りからはじめたんですよね」
田端「怒り、不条理ですよね。いやいや私、湾岸事情に詳しいとかいう顔してますけど、ほとんど情報源は、のらえもんブログで受け売り売ってるだけですみたいなw」
のら「光栄です。ところで田端さんって、某豊洲の有名タワマンにお住まいなのはかなり有名な話ですが、それよりもっと前から湾岸にお住まいなんですよね?」
田端「そう。実は、2004年の東雲のCODANが出来たあの時に、抽選に申し込んでいるんですよ。そこから遡るともう15年になりますね。当時は東雲はまだイオンができたばっかり。ららぽーとも無かったですよ。タワマンはWコンだけだった」
のら「よく、その当時に住もうと思いましたね。相当チャレンジな気がします」
(Wコンフォートタワーズのパンフレットより。いきなりコンクリートの城とタワマンが立ち上がってきた、という感がありました。2004年時にはイオンも開業。人が住む街としての体裁が整ってきた時代)
田端「単純にCasa BRUTUSとかの建築特集が好きで。あの当時、東雲CODANはすっごいお金かけてつくっていたから、嫁さんとここに住むかって話しまして。でも、私抽選は外れたんですよ。ものすごい倍率で」
のら「え!そうなんですか。抽選に外れてよく住めましたね」
田端「抽選に落ちたからもういいやってお台場のシーリア見に行きまして、そこに申し込む寸前でキャンセルが出たらしく入居できたんですよ。R25の創刊時期でしたね〜3街区の隈研吾棟。11階に住んでいたんですが、当時は東雲合同庁舎もなかったから、家からお台場も見えました。辰巳の駅から歩いてくる橋が本当にきれいだったんですね。水面に写って竜宮城みたいだった。でも、嫁が言ってました。夜に豊洲駅からここまで歩くと怖いって。人がまだ少なかったから。」
(株式会社 織本構造設計より。東雲キャナルコートCODAN。最後の公団住宅。隈研吾は三街区を担当した。彼は新国立競技場を後に設計することになる。これに限らず、東雲CODANは巨匠たちの共演となる。伊東豊雄、山本理顕、元倉眞琴、山本圭介など世界的建築家が作った作品に安価で住める)
(NIPPON.COMより。 ザハハディドの新国立競技場が無くなり、やり直しコンペで採用された隈研吾の新国立競技場)
のら「奥さんよくOKしましたね〜懐が深い。しかし、CODAN落ちてもお台場シーリアってことは、本当に湾岸が好きだなー。」
(シーリアお台場。UR賃貸のタワーマンション。ゆりかもめからお台場に入る時に一番最初に目にする)
田端「笑。あんまりお互い深く考えてなかったかも。でも、なんでなんですかねぇ。田舎者だからかな。」
のら「いやーわかりますよ。私も田舎者だから。田舎から出てくるとこのあたりのウォーターフロントに対する漠然なあこがれってありますよね。さて、その後は?」
田端「その後、パークシティ豊洲が出来て。新築のA棟47階に移りました。そこには3年、4年住んだのかな?そこで子どもも一人できたしってその後、鎌倉の七里ヶ浜に戸建てを借りたんですよ。でも、引越の荷造りを送り出したその後のランチで、嫁から”2人目ができた”って告白されるんですよ。実家が豊洲に近いから、こちらの方がいろいろ手伝ってもらいやすいとか。それで1ヶ月もしないうちに東京帰りたいって言いだして。お腹に子どもを抱える嫁に勝てるわけもなく。すぐに東京に戻るんですよ。戻り先が勝どきのアパートメンツタワー勝どき(現:Brillia ist Tower 勝どき)に住んで、やっぱり、分譲でもいいからマンション買ってパークシティ豊洲に住もうって思って、その時のらえもんさんにアドバイス求めたんだ」
のら「そう、覚えてます。中古マンションの購入にあんなぎっしりシミュレーションしたエクセルシートをいっぱい送ってきた人はじめてみました」
田端「だんだん思い出してきた。あの時送ったのって、不動産投資のプロが使うようなデット・サービス・カバレッジ・レシオを計算して、もし賃貸に出した場合でも、収益の手残りが25%?20%くらいあると大丈夫、賃料相場わからないもんだから、大丈夫ですかねーって聞いてみたんですよね」
のら「DSCRを自分なりに計算してから相談した人って、8年間ブログやってても田端さんだけですよ。20%あると一応大丈夫ってみなされるって聞きますが、それより”すぐ買うべき買うべき”って送った気がします」
田端「私、もともとはストロング賃貸派だったんですよ、当時まで。でも、アベノミクスで黒田バズーカだ、と言われて「やっぱり借金するべき?」と思い直した時に「2020年のオリンピックは東京で決まりですよ!」って確信を持ってとある人から飲み会で言われまして。その後翌日に、たまたま見に行った、物件、もう30秒くらいのフィーリングでもうこれいいなと思って、即買付申込みしたんですよ」
のら「いや〜田端さんの部屋はワイドスパンで相当いいですよね。あんな部屋はもう作られない」
(パークシティ豊洲A棟とB棟。10年経っても豊洲の代表的タワマン。特にB棟はワイドスパンで西側住戸が人気。知っている人は知っている、ららぽーと豊洲と地下駐車場でつながっている奇跡のタワーマンション)
田端「やっぱ、パークシティ豊洲っていいなと思いましたね。でも、82平米で子ども3人だし、そろそろ住み替えも考えないとと思うんですが・・・パークタワー晴海やSKYZとかBAYZっていいですよね。でももう上がりきってる気もしますが。一生住むことは考えてないんですが、そうなるといつ売るんだ、と。あんなに買いを煽ってた御本尊が売ったぞ、って言われないように、どうすれば上手に売却できるのかっておこがましいかもしれないけど、考えちゃいますね」
のら「うははwそれはわかります。うーん、パークタワー晴海にSKYZにBAYZかぁ。。。もうこのあたりは完成されてて。眺望がもうずっと確定しているところなら、一度上がっちゃったけど、これからすごい下がることもないし、更にズガーンと値上がりすることも、ないんじゃないですかね」
(パークタワー晴海。晴海2丁目エリア最大級のタワーマンション。外構コンセプトにオリエンタルランドが入っていて、外構だけでなく中身もまさに浦安のアレ。好きな人はもうドハマりするくらい絶対に好き。建物的に嫌いな人を見つけるのが難しいほど)
田端「うーん、もし、湾岸出るとなると、鎌倉いくかとか、海外に思い切って出るかとか、そういうこと考えるんですよ」
(ぶっちゃけトーク全開。そこまで言っちゃっていいんですか、まぁいいか)
飛び石がいよいよ繋がって、パズルのピースがはまってきた豊洲
田端「しかし、ここからぐるり公園見えてますけど、CITABRIAのレストランできてきたし、結婚式場やBBQ場でしょう?だんだん有機的な繋がりが出ている気がしますね。」
(豊洲ぐるり公園に突如できたオシャスポット、CITABRIA)
のら「豊洲PITやその先はIHI劇場もありますし、ピースがどんどんハマっている感じがしますね」
田端「そうそう、あのぐるり公園の先っぽに結婚式場ができるって、実に美味しいアイデアだと思ってて。あそこで結婚したカップルが、この辺住みたいってならないかなぁ。いつも見てて思うんですけど、WILD MAGICでBBQやってるリア充カップルがくっついて、ここら辺のマンションを買え、と。だって、人間、一度も見たことがない、行ったこともない土地で、いきなりマンションを買わないんですよ。だから、豊洲PITも有明アリーナもそうですけど、ああいうのができるのって本当にいいことだと思うんです」
のら「そうですね、豊洲は若い人を集める巨大な集客装置が充実してきました。PIT、WILD MAGIC、それにチームプラネッツ。これって、臨海副都心が微妙に失敗しているのとコインの裏表な気がして。官主導でやるのか、民間資本でやるのかの結果の違いを見ている気がします」
田端「どこまで三井不動産の計算通りなのかはわからないですが、豊洲ぐるり公園にあんな繋がりができると思いませんでした」
のら「豊洲って拡張の歴史ですよね。2丁目3丁目ももともとは工場だったわけですから、1丁目と4丁目の公団が昔の豊洲の住宅メインエリアだった、そこに、2丁目・3丁目にタワマンとビルが建って、4丁目も立て替わりが始まって、5丁目にもマンションが数多く立ち並んで、都心に近い住宅エリアとして完成してきたところに、まだ広大な未利用地がある6丁目が控えてて、いまこうしてエンタメ施設や豊洲市場ができた。ドラゴンボールでいうと、セルですよね。周りを取り込むことで強くなるタイプ」
(人形と対談と依頼してませんでした、よく受けてくれました)
田端「いまから見えているアップサイドって何があります?豊洲市場の賑わい?千客万来施設?うーん」
のら「あとは駅前のどでかいオフィスビル(ベイサイドクロス)じゃないですか。いいテナントが入って、そこに働きに来る高収入層がまた豊洲のマンションを狙いに来る。ベイサイドクロスの飲食店の賃料、坪5万って聞きましたよ!」
(三井不動産プレスリリースより。豊洲駅直結の駅ビル。下の方はららぽーと豊洲と一体となる。つまり、パークシティ豊洲は豊洲駅からだいぶ歩くけど直続きになるということで、、、ずるい)
田端「え!高っか!それだけの価値があるのかな」
のら「そこを通る人の購買所得がのきなみ高くて、人通りも多くて、しかもオフィスからいっぱい人が流れてくる。そんな場所、実は都内でも屈指なんじゃないですか」
田端「この2人でいうとただの自画自賛でしかないのですが、オフィスと住宅とエンタメ、それが割といい具合で一番ミックスされた街じゃないですかね」
のら「本当にそうですね。しかもタワマンから見える景色はひらけているし。本当にいい街になったなって。。。正直、最初に来たときはう〜んという印象でしたから」
田端「わはは。ライバルは、海浜幕張とみなとみらい?汐留はちょっと違うし」
のら「みなとみらいはもう完成されていて。実はみなとみらいのタワーマンションって豊洲より高いんですよ」
(みなとみらいのタワーマンション達。私の一押しはベイクオーター直上のナビューレ横浜タワーレジデンス)
田端「へー、みなとみらいってタワマンって印象なかったなぁ。しかし、この街が将来ゴーストタウンになる!?とか煽り記事を時々見ますけど、若い人に言うんですよ。「豊洲から東京駅の距離と、多摩ニュータウンから新百合ヶ丘の距離、物理的に同じ距離だから」って」
のら「ぶはははは、それ、わかりますよ」
田端「だから数十年後もゴーストタウンにならないと思うんですよ。いや、もしなるとしたら他はもっと悲惨なことになってるぞ、と」
のら「ここがダメなら日本全体がもっと沈没しているでしょうね」
田端「豊洲の新市場だって、東京都民の95%は見たこともないで批判してましたよね。現場見てたら、これを使わないなんてありえる?って思うはずなんですが」
のら「実際、あれだけテレビでdisられたのにオープンしたら毎日観光客で溢れかえってます。報道としてコンテンツの消費が終わったところで、穢れみたいのが浄化されたというか。単純に知らない場所への恐れと言うか。。。だから、実際にこのあたりに来る人が増えれば増えるほど、気持ちの良い場所だってわかると思うんですよ」
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ということで、田端氏の湾岸遍歴から豊洲のアップサイドを占う前半はここまで。実はまだまだ触り部分。怒涛の後半編はまた明日公開ですよ!
乞うご期待ッ!!!
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