中古タワーマンション探訪:パークタワー東雲編 その1からの続きです。
棟内6箇所の「エコ・ボイド」にはそれぞれ名前が付けられて共用施設&防災拠点となっています。
こちらは、最上階に近いソラプラザ・ビュー(41F)の入り口です。こうしたピクトも秀逸ですね。
このように、ボイド扱いですが、ウッドデッキにソファーやテーブルが整備されており、人が集まれる拠点として整備されています。もちろん眺望を楽しめる場所でもあります、訪問した日は梅雨空であまり景色が良くなかったのですが。こちらからはレインボーブリッジがよく見えますね。
ちなみにこのソラプラザビューはスカイラウンジへの入り口も兼ねています。この日は中に入れなかったのですが、一応中の写真を撮ってみました。
もうひとつ見てみましょう。東側Wコンフォートタワーズ向きのソラプラザ・プレイ(36F)です。
こちらはテーブルと椅子が用意されていてカードゲームなどのコミュニティをする想定で作られているんですかね?
窓のそばまでいくと、Wコンフォートタワーズのウエスト棟がよく見えます。
写真では少しわかりにくいのですが、共用廊下とはガラスで仕切られているものの、上側は空いてましてこちらから風通しをする機能が兼ねられています(そうでないとボイドとよべませんが)
こうしたボイドが棟内にいくつも用意されているのがポイントですね。
28Fに降りると、話題になったあの施設「スカイドックラン」が見学できます。ドックランは17時までしか空いてないので訪問時には入ることができませんでしたが、28Fにこんなに広大なスペースがあるのも驚きです!
こちらは建物北側に収められた立体駐車場の上部となります。専有部をすぐ上に作るわけにいかず、「浮かしている」わけですが、その空間をドックランとして公開スペースにしているのですね。僕だったら体育館として使いたい・・・と思いましたが、そうなると容積率カウント内に入りそうですし、そもそも騒音問題となりそうです。
さて、共用廊下に戻り下に身を乗り出すと、吹き抜けの下に建物があるのがわかります。これが茶室”風光庵”です。行ってみましょう。
モダンですね〜棟内の他と比べるとかなり異質な建物ですが、一周回ってそれもまたいいですね。
こちらの茶室も予約制のため当日は拝見できずでした。
3Fには他に3層吹き抜けの「ソラテラス・サンセット」「ソラテラス・サンライズ」があります。こちらはヨガ教室などの開催を想定しているとのこと。
最後に、訪問したのはライブラリーでした。中入るとびっくり、ここまで本格的だとは!
図書館機能というよりも、専有部の部屋とは分離された勉強・作業スペースとしてかなり広い面積が割かれています。窓際に一人のスペースの他、6人がけテーブル席が2つ用意されています。
ライブラリー部分の広さとしては同時期分譲のSKYZよりも目測で大きく、湾岸物件ですとトウキョータワーズの次くらいの規模かもしれません。他にもキッズコーナーやコミュニティスペースなどが用意されています。
最後に、パークタワー東雲の在庫と成約のグラフを見てみましょう。
だいぶ強気の在庫が多いですね。もう少し目線があってくると成約してくると思います。
三井不動産が震災後タワーマンションの標準形として設計したパークタワー東雲ですが、狙い通り防災とコミュニティ機能については、東雲のみならず湾岸タワーマンション全体でも一つ頭が抜けた存在でしょう。代わりに「豪華」という装飾性は割り切っていて、そのあたりは生活の密着感があります。
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