アップルタワー 東京キャナルコート編その1の続きです。
今回は、共用施設と相場観についてです。
共用施設
アップルタワーは湾岸タワーマンションらしく、共用施設をいくつも持っています。ゲストルームとパーティールーム以外の共用施設は地下に集められています。規模は小ぶりですが、ジム以外は一通り押さえられており、維持にお金がかかる水物施設はありません。
・ゲストルーム(5F)・2室
共用部のCG出典:湾岸中古マンション価格ナビより
・パーティールーム(以下地下1F)
・シアタールーム
・ウッドデッキ
・サウンドルーム
・ライブラリーコーナー
この他、地下部分に行く通路脇にマッサージチェアが置いている一角があります。
いくつか見た印象としては、施設自体に豪華とか華美という印象はありませんが、440戸の割にほどよくまとまってます。
相場観
さて、アップルタワーの相場観です。
平成20年から現在までの成約事例は77例ありました。この事例を基に「成約年月日別」「階数別」「方角別」「専有面積別」の4つのグラフにしました。
すべてのグラフはクリックすると大きくなります。
4つのグラフを見てみるといくつかのことがわかります。
- 階数別については他のマンションよりも差が少なく、むしろ時期的な差が大きい
- 震災をきっかけに15%程度成約坪単価が下がったが、2013年に入り坪200万円前後の成約が出てきている
- 普通は強気のはずの南面・南西面坪単価が他に比べて若干弱い。これはWコンとのお見合い影響
- 北東面でも目の前は開けているので、成約坪単価が高めに出る
- 昼景・夜景のバランスを考えると北西面中層階以上が一番オトクといえるだろうか。
- 70平米~80平米台で坪単価のピークがある。ワイドスパン(変形間取りが多いですが)のせいか。90平米以上になると坪200以上の事例が少なく坪単価は少し不利
全体的な傾向を見ますと基礎点は170万円くらいからで、眺望が開ける方角と階数になれば有利で200万円以上の成約もあります。
ただ、2012後半~最近の成約価格を見ると向きとか階数とかの坪単価よりも、まずは「5000万円以内」というキャップがあってそこから、というように感じます。
次回は賃貸の成約事例と物件の感想を書いてみます
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