港区台場。いわゆる「お台場」で唯一の分譲マンションといえば、「THE TOWERS DAIBA」。もはやお台場夜景名物の一つであるダブルタワーてっぺん2つのティアラは特に有名です。姿形といい、とても美しいタワーです。
画像出典:flickr/お台場 / Odaiba / Vaice-A
実はこのマンションの中におじゃまする機会が今まで無かったのですが、ようやくその機会に恵まれました。レポートいたします。
ちなみに本物件販売時のキャッチフレーズは「PLANET DAIBA その惑星に住める日がくる。」
・・・そうか!都心を恒星と喩えるなら、お台場は惑星だったのか、スケールが大きすぎるこの発想は無かった!
画像出典:THE TOWERS DAIBA販売時パンフレットより
物件概要
- 物件名:THE TOWERS DAIBA(ザ・タワーズ台場)
- 総戸数: 527戸
- 港区台場地区唯一(!)の分譲マンション
- 33階建てツインタワーマンション
- ゆりかもめ お台場海浜公園駅徒歩2分・りんかい線 東京テレポート駅徒歩5分
- 住戸分100%*の屋内駐車スペース
*総戸数からSOHO72戸を除いた戸数 - 空中庭園付き
- 1Fにはスーパーや保育施設などが入居
立地・周辺環境
臨海副都心は4つの地域に分かれています。「台場」「青海」「有明北」「有明南」です。このうち台場の一部と有明北が臨海副都心内の居住地域に指定されており(青海には留学生寮が存在します)、台場地区はURや都民住宅の賃貸マンションが数多くありますが、分譲物件は本物件しか存在しません。
いわゆる狭義の「お台場」はこの港区台場のみ*なわけで「”お台場”のマンション買って住んでいる」と言えるのはこのマンションを購入した人だけであります。
実は、港区の中でも台場地区は生活利便施設がかなりあります。1Fにはスーパーマーケットフェニックスが入居しており、一通りのものはここで揃います。すぐ近くにマルエツお台場店もあります。
以前のお台場は、広域対象のショッピングモールでしたが、デックス東京ビーチに西松屋が、アクアシティにはダイソーや本屋も入っています。カラオケも映画もありますし、ちょっと歩いたヴィーナスフォートにはニトリもあります。実は子育て世代でも基本的にこの周辺で済ませることが可能です。
またりんかい線とゆりかもめで都心方向へのアクセスは容易ですし、すぐ近くの停留所からは品川行(レインボーバス)と門前仲町行(海01)が出ています。ホテルからは羽田/成田空港行のバスも出ています。陸の孤島みたいに言われるお台場ですが、外から思われるよりもずっと便利、であります。地味に利便施設・ショッピング系は港区随一じゃないでしょうか。朝食もbillsに気軽に歩いていける距離ですしね。
ツインタワーはそれぞれが45度づつずらされていて、直接見合う部屋はありませんが、それぞれのタワー内側の部屋はベランダに出るとそれなりに見えてしまいます。(下はかなり以前に読者様より頂いたベランダからの写真です)しかし、住んでいて専有部の窓ごしからはさほど意識することはないとのこと。
特筆すべきは、SOHOを除く部屋数分の駐車場が確保されていることです。
外から見るとすべて自走式に見える駐車場棟ですが、4F部分は機械式駐車場も設定されています。お台場は自動車アクセスが非常に便利ですので、これは非常にメリットです。料金も安く10,000〜26,000円と破格の設定です。
なお、この自走式駐車場棟の上部はプライベートガーデンとして住民が楽しめるようになっています。こちらについては、次回触れましょう!
建物・内装
余裕のある時代につくられているので、最新タワーマンションと比べてもなんら劣るところはありません。特に27階以上のプレミアムフロアは天井高も高くなり、エレベーターホールも豪華、ホールと住戸側廊下にセキュリティドアが付くなど更にラグジュアリー感が上がります。
写真は27階以上のエレベーターホール仕様。奥がセキュリティドアで鍵がないと奥に入れません。住戸専用階のエレベーターホールがここまでゴージャスな作例は、ほとんどないはずです。メチャお金かかってますね!
- 内廊下・逆梁・ハイサッシタワーマンション
- 二重床二重天井
- スラブ厚330mm(一部ボイド)
- 首都高に面した南側は遮音T-4二重サッシ
- タンクレストイレ/トイレ手洗いカウンター
- 浴室換気乾燥機
- Miele食器洗浄乾燥機付
- 洗濯機はドラム式専用
- 天井カセットエアコン
- 27階以上は全熱交換器型換気
次回は眺望シミュレーションと館内施設について取り上げましょう。
*広義的な”お台場”は臨海副都心全体を表すと思います、その場合は有明北も含まれます。
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