山手線の外側の新宿、西口は都庁を含む超高層ビル群がそびえ立つ一角というイメージがみなさんあるかと思います。
その超高層ビルを抜け、中野区との境目、神田川まで行く方は稀かとおもいます。そのあたりになると、いわゆる「木密地域」、緊急車両が通れないほどの狭い道がある住宅地域がありました。
「ザ パークハウス西新宿タワー 60」はこの木密地域解消のための再開発プロジェクトです。そのため、モデルルームに入って一番最初に魅せられるコンセプトムービーは再開発エリアの話から始まります。
このエントリの画像出典:ザ・パークハウス 西新宿タワー60公式Webページより
ご年配の再開発組合の理事長が昔の地域のことを喋るというコンセプトムービー、なぜかガイジンの自分語りから始まる(笑)湾岸地域のシアターとはノリが違いますね。
物件概要:
- 物件名: ザ・パークハウス 西新宿タワー60
- 総戸数954戸(事業協力者住戸177戸含む)、事業協力者店舗15区画
- 徒歩で新宿駅に行くことが可能
- 国内初60階建てマンション
- 丸ノ内線 西新宿駅徒歩9分・都営大江戸線 都庁前駅徒歩8分
立地・周辺環境
新宿はある程度色分けされています。百貨店やショップが並ぶ商業地の東口、新宿駅を挟んで西側が都庁を含む業務エリア、そして十二社通あたりから住宅地になり、このマンションはその境目になります。周辺を歩きましたが、住宅地なのでスーパー等もあり利便性は良い場所です。すぐ目の前には神田川が流れ、散歩することもできます。
新宿中央公園もすぐ近くにあります。ホームレスのたまり場として有名な場所でしたが最近はだいぶ少なくなったと聞いています。
本物件は、西新宿の不燃化再開発計画の一部であり、北側・南側エリアともども指定されています。ちなみに北側には住友不動産の建設計画が既に発表されています。下図は公式ホームページの図に住友不動産の計画を重ねてみました。
モデルルームの案内では「60階建」を相当強調されていましたが、感想はふーんくらい。飛びぬけて高かったエルザタワー55の時代ならともかく、50階建てクラスのマンションがばんばん建っている昨今、60階というハードウェアにどれだけの価値があるかは疑問です。オフィスビルとはいえ、本物件東側にはそれ以上の建物がいっぱい立っていますし。ただ、共用施設はコミュニティを相当意識したつくりになっていてそっちの方が今風ですね。
眺望シミュレーション
本物件は東西南北四方向の設定です。このあたりは海抜30mくらいなので、130m、だいたい30階くらいからの眺めをシミュレーションしてみました。
北方向
上記で述べたとおり、住友不動産が計画するマンションが2棟建ちます。本物件に入居する2017年には工事が始まってます。といっても100m以上離れていますので、囲まれ感は少ないかと。都会的な風景になりますね。
東方向
西新宿の高層ビル群と高層マンションが立ち並ぶ風景です。さすがに最上階あたりになるとだいぶ抜け感も出てきますが、ちょっと囲まれ感がありますね。
南方向
南方向は新宿中央公園向きです。南側にも再開発計画がありますが、まだ何が建つかはわかりません。
西方向
西方向に高い建物は無く、天気のいい日は遠くまで見渡せて富士山が見えるはずです。本物件で一番眺望に恵まれた方角といえるでしょう。
建物・内装
60階建・制震構造で内廊下です。最近の流行は免震ですがこれぐらい細長い建物ですと、免震だとかえって問題がおき、強風などのことを考えて制震にしたとのこと。搭状比が1:5を超えると免震にできないと聞いたことありますし、高さが決まっていればこれが最適形状なのでしょうね。
逆梁アウトフレームを採用しているため、バルコニー幅は2m取られてません(なんと洗濯物を干すことが可能でした、さすがに高層階はやめといた方がいいような・・・)。逆梁はサッシ高を取ることができ、また年月が経ってもあまり古臭く見えないのがメリットです。
- 基準天井高2480mm
- サッシ高2180mm
- ボイドスラブ330mm
- リビングは天井カセットエアコン付
- 二重床二重天井
- オール電化
- タンクレストイレ
- 保温浴槽
- ハンズフリー入館システム
グローエ水栓以外の装備はとっても普通のタワーマンションです。建物の構造上、柱が部屋の真ん中1~2本に入り、部屋外のエコキュート部分の面積も専有面積に加算されるため、通常のマンションと比べると同じ広さでも少しだけ小さく感じてしまいます。この辺はモデルルームで確認ください。
次回は、価格表の作成が間に合えば価格表掲載します。
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