のらえもんが「マンション購入を真剣に考えるブログ」を始めてから丸4年。書籍化の話が具体的に進み始めてから8ヶ月、ようやく本日発売開始になりました。改めてこちらのエントリにて周知させてください。都内の早い書店では本日より並んでいます。
専門家は絶対に教えてくれない! 本当に役立つマンション購入術 (廣済堂新書) のらえもん廣済堂出版 2015-10-06 売り上げランキング : 883Amazonで詳しく見る |
おかげさまでAmazon「マンション」「住宅建築・家づくり」カテゴリの両ランキングで1位!Amazonベストセラー認定もいただきました!
発売日を記念し、出版社の許可を取った上で
ここに【本当に役立つマンション購入術】冒頭部分の挨拶を転載します。
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本書を手に取られたみなさまへ
はじめまして。「マンション購入を真剣に考えるブログ
(https://wangantower.com/)」管理人の「のらえもん」と申します。
私は、東京都の湾岸地区に住みながら、周辺地区のマンション購入に関するお役立ち情報や相場とともに、湾岸の生活情報を発信するブログを運営しています。
私がブログの運営を始めたきっかけは、あの東日本大震災でした。震災が起こったあと、私が住む湾岸地域のタワーマンションに向けられる猜疑の目はすごいものがありました。
「暴落確定」
「危険すぎる」
「住むなんてありえない」
「津波が来る」
ありとあらゆるメディアが湾岸タワーマンションの危険性を報じ、ネットを見ても否定の嵐でした。
当時、この状況を見ていた私は、その動きを冷ややかに見つつも、湾岸に住むことにした自分の選択を頭から否定されているような感じを受けました。
そもそも湾岸タワー物件は、万人にオススメできるものではありません。経済合理性と利便性、そしてそこにステータスというあやふやなものをまとめたひとつの結晶といえるものでしょう。
「埋め立てた土地」「準工業地帯」「区画が広く住戸が画一的」「高層マンション」、こうした諸条件に拒否反応が出てしまう人もいらっしゃるかもしれませんし、私はそれをまったく否定しません。
テレビも雑誌もネットも、私の選択を肯定してくれるメディアはありません。それなら自分でつくればいい。そういう気持ちで始めたのが私のブログです。私が学んだことを自分の言葉でアウトプットしていくブログは、震災の半年後から書き始めて、もう3年半の月日が経ちました。ブログを執筆するうえで、さまざまな人、書籍、物件に触れ、当時と比べれば多少なりとも知見を深めることができたと思います。
熱しやすく冷めやすい人の心は揺れ動きます。
震災直後、あれだけ否定されていた湾岸タワーマンションは、2015年になり、「東京オリンピック」と「金融緩和」、そして「相続マネー」の三段ブースターに押され、東京で最も熱い場所として注目を浴びています。私のブログは、ネット時代にあって湾岸物件への漠然とした不安の解消に一役買ったのではないかと自負しています。
湾岸エリアのタワーマンションは価格がどんどんと上がってしまい、今や年収1000万円の会社員でさえ、手が届きにくい価格になろうとしています。
私のなかには震災が起こったときと同じような冷めた目線と、湾岸エリアの熱狂のなかで踊っている自分が並立しています。
ブログではあえて、湾岸エリアにしか触れていませんが、今回、ブログ書籍化のお話をいただき、より汎用的な内容に加筆・修正し、また今の知見を追加しました。
多くの人にとって、マンションの購入は一生にあっても数度、あるいは一度しかない人生の一大イベントです。年収の数倍にもなる、多額で長い期間のローンを組む必要がある買い物は誰だって怖いもので不安がつきまといます。人生は一度しかない冒険です。先行き不透明で見通しが悪く、不安をやたらと煽りたてる世の中です。それでも、一歩前に進むことを私は勧めたいのです。
今回の書籍化にあたり、改めていろいろな住宅本を書店で手に取り、読んでみました。世の中の住宅本ジャンル、著者はだいたい次の3パターンに分かれます。
- 住宅評論家(どの街がいいか/家の構造はどうか)
- 新築販売員(いいマンションとは)
- 住宅ローンに詳しいファイナンシャル・プランナー(住宅ローンの借り方/返し方)
彼らはそれぞれの専門性から語りますが、ここに個人、消費者といった視点で書かれた本がないことに気付きました。
本書は、不動産取引の素人であり、消費者でもある私の等身大というべき経験を基にしています。利害とは関係のない消費者目線で書いた本書が、人生に一度しかない冒険で遭難しないための羅針盤になれば幸いです。
2015年9月吉日 のらえもん
Kindle版はいつ出ますか?
>>マママンションさん
Kindle版は出ません!というよりまずは初版を売り切ることが大前提です。
自宅近所の書店で購入してきました。
新書のところに在庫が僅かに有り助かりました。
これから読むのが楽しみです。
今日近所の書店に立ち寄ったら、新書で6位の棚のところに有ったので、初版は順調に売れていそうですね。
「価格の凹凸(=歪)」の説明で、売買実績に基づいて歪みが解消されて行く過程と、時代変化による将来価格の想定過不足による新たな歪みをどう読んでいくのか、興味深く読ませて頂きました。
また、とても裕福な人以外は予算の制限からいくつも妥協せざる負えないので、その妥協点が問題にならないと家族でしっかり合意しておく事が大切と、再認識しました。
>>KTT契約者さん
とりあえず初版は完売してほしいですね。購入ありがとうございました!
とある東洋経済にもとりあげられる悪意と冗談に満ちた有名なブログで、
なんの脈略もなくのらえもんさんの本がでてきてディスられた風になってます。
http://kabumatome.doorblog.jp/archives/65848251.html
完全に恣意的です。あちらのはそもそもそういうサイトですが。
ご愁傷様です・・・
>>とおりすがりさん
草生えますね