「マンション購入を真剣に考えるブログ」読者の皆さま。
いつもご愛読くださり、本当にありがとうございます。
こちらのブログ運営をはじめて、もう９年目となります。相変わらずのご愛読、そして新しい読者の皆さま、本当にありがとうございます。
2015年に発売し、その後諸般の事情により絶版、アマゾンでプレミア価格となってしまった処女作「本当に役立つマンション購入術」をもう一度、流通させたいとこの2年くらい強く思うようになりました。当初の構想では、完全新作を書くつもりでしたが、その前に改めて前著を読んだところ、5年経っても内容がさほど古くなっていないことに気づきました。そこで、データを最新のものとし、今の知見や状況を加えた最新バージョンとした「絶対に満足するマンション購入術」を2020年3月2日に発売することになりました。
基本的にはブログでいつも語っていることの繰り返し内容となります。
新書のため、読者対象間口を広げております。このブログが対象とする湾岸マンション検討者・居住者ではなく、すこし間口を広げた視点にしました。本書は不動産の素人である私が、戦略的思考＆消費者目線からマンション購入～住宅ローン選択～マンション売却までの１サイクルをトータルで考えた書籍です。そのため、初心者向けというにはだいぶ端折っている箇所もありますが、欠けている部分は類書をお読みください。
出版側の許可を取り、本書の「はじめに」部分をここで全文掲載いたします。
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はじめに
『本当に役立つマンション購入術』を上梓して、早くも4年の歳月が流れました。処女作として出した本作は、当時の私のすべてを出し切ったものでした。
その時にも触れましたが、ブログを書くきっかけとなり、また続けていくモチベーションとしていたのは、東京都の湾岸エリアに次々と建つタワーマンションに対する、謂れなき批判でした。デベロッパーや住民が反論してこないのをいいことにメディアが好き勝手に的外れなことを言い、自分が住むエリアを批判してくる。そのすべてのことに怒りを感じていました。
しかし、東京オリンピック・パラリンピックが決まり、そうした空気は反転。湾岸タワマンに対する熱い視線が注がれるようになったところで、モチベーションを失いつつあった時にお話を頂いて執筆させていただいたのが前回の内容でした。
あれから4年が経ちました。出版後にさまざまなメディアの寄稿依頼や取材を受け、またブロガーとしても経験を積んだ今、改めて読み返すと、当時とは違った視座で書けることもあるなと感じました。一方、その後の4年の間に(元)不動産業界人でも、住宅情報誌出身でも、ファイナンシャルプランナーでもない、「消費者」という目線に立脚した本は出ませんでした。そして今、私しか書けない消費者目線の本書を、アップデートするときが来ました。
ただし、この本ではあえて触れないことがあります。それは「税と価格に関すること」です。前者は税理士の専門分野ですし、税金についてはその時々で運用が変わるものです。後者についてですが、不動産価格というものは、マクロ経済の景気動向や銀行の融資姿勢と金利に左右されるものなので、わからないことはわからない、ということにしておきます。この2つのことを期待されている方は他の本を手に取ってください。
住宅購入は、自分と家族の幸せを作るための道具です。それはしばしば、経済合理性の範疇の外にあるかもしれません。本書は経済合理性のあるマンションの購入を考えますが、決してそこから外れた物件選定を否定するものではありません。
本書が、あなたの住宅購入の選定基準になれば幸いです。
2020年2月吉日
のらえもん
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今後とも変わらぬご愛顧をお願いいたします。
なお、Kindle版ですが、Amazon側からの連絡遅れ（出版社談）により、3月末の発売となっております。Kindle版をご所望の方は今しばらくお待ち下さい。
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Amazon [住宅建築・家づくり][マンション]カテゴリ第一位！みなさん、ありがとうございます！！！
P.S.
なお、のらえもんのサイン本が欲しい！という奇特な方向けの情報ですが、私がオーナーであるオンラインサロン「近未来予想図」の4/1まで入会のメンバー特典で、ご希望の方全員にサイン本を送付させていただきます。
よろしくお願いします！
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