品川Vタワー訪問 その1からの続きです。Vタワーは正面側から見ると丸みを帯びた形になっていることがよくわかります。ベランダは今の主流とは違い狭いのですがそも、そもリビング出窓部屋ばかりで眺望を最大限活かそうという間取りです。
築14年になりますが、外観に古さはまったく感じません。これを見ても逆梁タワーは古さがあまり出ない利点が際立ちますね。
品川駅からグランドコモンズのペデストリアンデッキを進んでいけば、つきあたりが品川Vタワーのスカイエントランスです。
1Fとの吹き抜けになっていて、コア部分にはシンボルツリーと滝があります。あまり他でこういったしかけは見ません。
一階のロビーはカフェサービス(ニューズカフェ)が提供されています。コーヒーは1杯100円で提供され、注文するとコンシェルジュさんが席まで運んでくれます。カウンターには雑誌などがあります。窓から見える庭に癒されます。
三角形のコア中心を見ながらゆったりとした時間が流れます。
さて、2階に戻り、エレベーターで上へまいりましょう。途中に2階にメールコーナーとミニストアがあります。ミニストアは飲料・御菓子・その他必要最低限のものしかありませんが、応急的なものはだいたい揃う品揃えでした。
しかし、エレベーターへ続く道もエレベーターホール、もっといえば居住階に上がった廊下などもどことなく同じグランドコモンズのビルっぽさがありますね。どこまでもインダストリアル感があるというか・・・
こちらが外廊下部分です。専有部のドアが明るくハイライトされています。
共用施設
ニューズカフェとミニショップ以外の共用施設は、基本的に本物件北側のガラス張りの中に格納されています。
上写真建物真ん中、ガラス部分ですね。
・2層吹き抜けのスカイサルーン(43F・有料)
・ゲストハウス2室(41F・有料)
・コンディショニングハウス(25階)
マッサージチェアとランニングマシンがあるお部屋です。
他にも、茶室(1F)・エッグシアター(3F)などがあります。また、すべての住戸に1.5平米のトランクルームが用意されています。
基本的には豪華な共用施設を多数配置するスタイルではなく、立地の利便性を楽しむタワーマンションです。「お金に余裕がある人向け」タワーですので、駐車場はこの立地としては破格の452台用意されています。自転車が1戸あたり1台ですが・・・
価格相場
過去3年間の取引履歴をグラフにしました。縦軸は坪単価です。
品川Vタワー 成約坪単価・横軸年月日
期間:2013/3~2017/3
品川Vタワー 成約坪単価・横軸階数
期間:2013/3~2017/3
ここ数年でかなり高騰していることがわかります。こうした唯一無二のようなタワーは人気が高まって、価格が上がっていく局面ではするする上がりますね。階数でも傾斜がみられますが、成約坪単価に占める要因は「いつ買うか」の方が支配的です。
いや、いいマンション見ました。なるほどと思う部分もあり、10数年経った今のタワーと比べるとまた思想の違いを感じたりします。決して古いわけではなく、立地は後続のタワーを突き放して優良であり、タワーマンションが今後「ビンテージ」として評価されていく次代になると、間違いなく入るでしょうね。
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