2020年東京オリンピックにおける数少ないレガシー施設となる「有明アリーナ」の基本設計が公開されました!円形競技場から四角で中央が窪んだ形の競技場に変更となりました。二方向が運河に面した場所に部分に建設されるので、天気の良い日は運河に反射して綺麗なフォルムとなるでしょう。
東京都オリンピック・パラリンピック準備局・都立競技施設整備に関する諮問会議より
このエントリの画像出典:東京都オリンピック・パラリンピック準備局・都立競技施設整備に関する諮問会議・資料7より
オリンピック終了後は、コンサートやイベントの使用がメインとなりそうです。会場規模としては武道館よりちょっと大きく、さいたまスーパーアリーナよりちょっと小さい程度となりますが、このあたりの規模は都心近くに無い施設規模で、かなり活用されることが期待できます。なにより最初から音響の事を考えて設計されますから。
でも現状は公共交通機関はお寒い状況です。どこからも遠い。都バスが唯一といっていいでしょう。大規模駐車場はここに併設されませんから、ここがネックになるかもしれません。有明テニスの森近くに停留所が配置されるBRT前提でしょうね。幸い、BRTはLRTと違って軌道ではないのでイベント時は駅と有明アリーナ間のピストン輸送がされるかもしれません。
配置のイメージはこうでした。ガレリアグランデ・シティータワー有明と・・・微妙に近いですね。一番近いところで50m程度の距離。といっても、サブアリーナ部分は高さ12.5mなのでもう少しクリアランスはとれそうです。
断面図はこんなかんじ。有明コロシアムを一回り大きくしたイメージです。有明アリーナは中央部分が膨らむ開閉式ですが、こちらは中央部分が凹む会場。もちろん開閉機能はありません。
CGみても好印象です。はやく実物みたいですね。そして当初計画より何年遅れたのか、もはやわからない親水公園が、やっとできることになります!
りんかい線国際展示場前〜有明ガーデンシティ〜有明アリーナをメインの歩行者動線にするのでしょう。大規模商業施設の中を抜けていくと、新設のアリーナが見えてくるって方がワクワクするんじゃないかな。
そんな感じがしました。