週刊東洋経済2015年5月23日号「不動産・マンション バブルが来る!?」について、取材依頼が来たので協力しました。といっても、湾岸部分のページ部分が少なくなってしまい、のらえもんのコメントは落ちてしまったようです(取材者からのメールがきました)。
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以下は、現状の湾岸とブログについてインタビューされた際に語った要旨です。
- 湾岸はかつてないほど値上がりしている。ここ10年、この地域のトラックレコードを取っているが既にリーマンショック前を超えて今が一番高くなった
- 今後新築として出てくるマンションは、今よりも高くなることはほぼ確実である
- リーマン前と比べて、今の景況感がとてもいいとは感じないが、相場が超えてきた理由としては、もちろん外国人の買いもあるがそれ以上に「住む場所として認知された」という理由があると思う
- ブログに来る読者は、損得勘定が非常に強く、地名などにあまり左右されない人が多いと感じている。そういう人が、東京の西側住宅地ではなく、距離が近い湾岸を選んでいる
- 今まで住宅地選考として「歴史・地位・イメージ」などが重視されてきたが、一方で「資産価値・手離れの良さ・使用価値」といった尺度もあり、湾岸は圧倒的に後者の理由で選ばれる代表格である。世代が進むにつれてだんだんと後者を選択肢として選ぶ層が濃くなっていくだろう
- この地域で結婚し、子供を育てていく人が増えていくと、自然と地縁が発達してくる。様々な理由があるにせよ、今後は湾岸地域を愛し、地域を盛り上げる人の発生が、資産価値の維持には必要だろう
少し格好つけた感がありますが、今の私の気持ちを素直にお話しした感じです。資産価値どうこうを話すのって最近食傷気味でして。不動産特集は今後もやるようなのでご縁があれば是非。
もちろん本誌は購入しましたが、マンションだけではなく日本橋や虎ノ門、品川近辺の再開発の話や、高騰するマンションの実際の書いては誰かなど非常に詳しく調べてあって、有意義な特集かと思ってます。高くもないのでぜひご一読を!
調べたら、湾岸特集部分だけ抜き出してネットにあがってるようです。
湾岸タワーマンションの高騰がまだ続く理由
6000万円超の売れ筋物件を買い求める人たち
最新の週刊東洋経済 2015年05月18日
東京オリンピックを目前に、湾岸エリアでタワーマンションの価格がぐんぐん上がっている。湾岸はタワーマンションの建設ラッシュ。勝どきから晴海、豊洲にかけてのエリアには、これから5年以内に、総戸数500戸以上のタワーマンションがざっと10棟以上建つ予定になっている。
タワーマンションの最上階はプレミアム階設定になっていることが多いですが、もはや海外投資家向けとはっきり書かれちゃってます。管理面から考えればこれは将来の懸念点でして、その意味では既に居住割合や現状のコミュニティが見える中古や、見向きもされない中小物件の方が安パイ気味かな、と。
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